中古コンディションを英語でどう書くか
状態の表記は主観が入りやすく、海外バイヤーとの認識ズレが「説明と違う(SNAD)」クレームの典型的な原因になります。 日本語の「美品」をそのまま強い英語に直すと、期待値が跳ね上がってもめる。よく使う段階の意味と、もめないための書き方を整理します。
1. なぜ表記でもめるのか
「美品」と Mint は同じではありません。Mint は「新品同様・ほぼ無欠点」を指し、受け手の期待が非常に高い言葉です。 送り手が軽い気持ちで使うと、届いたときの落差がそのままクレームになります。表記は受け手の期待をセットする約束だと考えるのが安全です。
2. よく使う段階(上ほど期待が高い)
New / Brand New — 未使用・未開封
Like New / Mint — 新品同様、ほぼ無欠点
Near Mint (NM) — ごくわずかな使用感
Excellent — 軽微なスレ、目立つ欠点なし
Very Good (VG) — 使用感あり、機能は問題なし
Good — はっきりした使用感・傷
Acceptable — 難あり、実用本位
For parts / not working — 部品取り・不動
これは一般的な目安です。プラットフォームやカテゴリ(トレカ・時計・ホビー等)で専用の等級が別にあります。
3. 迷ったら一段下に書く(下振れ申告)
実物が説明より良いぶんには文句は出ません。逆は必ずもめる。だから判断に迷うときは一段下の等級にする。 「盛って売る」短期の得より、評価とアカウントを守る長期の得を取ります。
4. 形容詞より、写真と数値で具体化
- 「used」だけで済ませない。傷の位置・大きさ・数を写真と数値で示す。
- 気になる点は先に書く。隠して後で発覚するより、最初に開示するほうが信頼される。
- 稼働品は tested, works のように確認した事実を書く(確認していないなら書かない)。
5. ジャンル特有の語
- 付属・箱:with box / complete in box (CIB) / tags attached / sealed / opened。
- 状態の補足:as-is(現状渡し)/ for display only / minor shelf wear。
- ジャンルで重視点が違う(箱の状態が価値を左右する物もある)。買い手が何を気にするかを先回りする。
6. SNAD を避ける一文
「不明点は購入前に質問してください」「現状渡し(as-is)」などを、誇張ではなく事実として添える。 返品ポリシーは別途はっきり示す。表記・写真・ポリシーが揃っていれば、ケースが開いても誠実な記録が交渉材料になります(→返品・トラブル対応)。
状態の基準はプラットフォームやカテゴリで運用が異なります。最終的には各プラットフォームの最新ガイドラインに従ってください。